中卒人間の人生賭博月刊誌

大学受験までの日々を。何も変わらない日常に色を付けるために、少しでも記録しておくために。

変わらない日常。

世間とは少し離れた生活を送り、日常でテレビも見なくなってから半年が経つ。

世間話に花を咲かせることもできず(もっとも気楽に話せる友人など数少ないのだが)冷めた感情で人と接し、己の苦悶の吐き場所さえ一杯になっている。

毎日同じような課題をこなし、同じ時間に飯を食い同じ時間に寝て起きてを繰り返すと、感情がいつ暴発するかということが分からなくなってくる。つまり、理性を保つことが難しくなってきているのである。精神が音を立てて瓦解していくのを毎日聞いている。

 

こんな時に想うのが過去の人間だ。日本史に登場してくるような偉人でもいいし、時代の潮流に飲み込まれた人たちでもいい。

特に戦争期などの激動の時代を過ごした人間なんかに同情すると、自分なんかまだまだだと思えるようになってくる。

個人的には幕末から日露戦争終結までの潮流が好きだ。あの時代は上を向いているから美しいが、下をみれば屍山血河であっただろう。数々の屍の上に日本という国が成り立った時代ほどロマンを感じるものはない。

 

そんな時代が次いつ訪れるかも分からないが、俺が生きている間に激流があるならば、彼らのような屍になることを望む。その為に今やるべきことをつらつらとやっている。

苦しい人生こそ素晴らしい。人の一生など夢幻のようなものだ。

また明日も、変わらない日常。