中卒人間の人生賭博月刊誌

大学受験までの日々を。何も変わらない日常に色を付けるために、少しでも記録しておくために。

孤高を求めて。

7月。ちょうど1日から蝉が鳴き始めた。夏の始まりを知らせに来たかのような、一番槍の蝉君には感謝しなければならない。梅雨はまだ続いており、不安定な天気に一喜一憂もしている。

 

今日から塾が日曜日も開くようになり、早速6時間ほど勉強してきた。平日は最近は10時に行き、大体20時位までを目標に勉強をしている。土曜日は13時から22時まで。これは変わらない。これからの日曜日の過ごし方は11時から18時まで塾におり、19時から22時までは喫茶店で勉強しようかなんて考えている。まあそれにしても、金のかかる生活だ。今はバイトもしていないので親のすねを齧り続けるしかない。無論その対価に見合うだけの勉強はしていると言う自負はあるのだが、如何せん他の受験生のやっているレベルにはまだまだ及ばないので、このハードな(自分で言うのもなんなのだが)生活を受験日まで持続したいと思う。

 

志望校はある。現状から条件は限られているのだが、その限られた条件の中で最も難易度の高い大学を志した。その名は京都府立大学。共通テストで8割をとっても危ういような大学。志望動機はいろいろあるのだが、歴史学科に惹かれた。歴史を学びたいと思ったのは大学受験を志した段階であったので、この大学の存在を知ったときはかなり嬉しくて高揚した。そしてセンター得点率を見て愕然としたのを覚えている。受験科目は国語、英語、日本史。この3教科だけなのだがこの3教科を極めなければならない。

友達に普通の国公立を目指している人がいるのだが、5教科7科目を極めている人は本当に凄いと思う。自分がその立場に置かれたらと思うだけでも寒気がする。多量の科目を全て補える人というのは容量のいい人で、そんな人が社会では必要とされているから、大学受験の制度そのものにはとても意義があると思う。

 

1日があっという間に過ぎ去る。勉強に没頭していると、その日の終わりがとても切なくなる。自分はまだ今日こんだけしか勉強していないのにもう寝なけらばならないのか、と思う。勉強をしている最中にはそんなことは思わないのだが(笑)

毎日を濃密に過ごせている。精神状態も今はいい。絶対的な己の人生を確立せんがために狂気の世界に身を委ねる。すべからく大成する為に今を激情で生きる。こんな日々がやがて孤高になればよいのだがそれは誰にも分からない。努力を忍耐の鍛錬としている今の自分には、こんなかっこのついた文章がよく似合っていると思う。

明日からも同じ日常。成功か死か。短絡的ではあるがこれでしか生きていけない。

情熱が絶えないことを祈り、今日もpcを閉じよう。